Alice in the sky 〜躁鬱と創作と時々朱印〜

日月水でやってきましたがなかなか更新できず今後不定期となります。申し訳ありませんがよろしくおねがいします。長年統合失調症と思ってましたが今日躁鬱病と訂正入りました。改めて心の病持ちでよろしくお願いします。
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天舞天龍外伝恋人たちの戯言2

天舞天龍外伝恋人たちの戯言2

 

ピンポーンと真琴の家のチャイムが鳴った。母親があけに行く。真琴は二階で適当に過ごしていた。聞き覚えのある声がする。

「まこちゃーん。あそぼー」

ずる。

五歳の子供か?

真琴は美希の天真爛漫な声にずっこけた。

「まこちゃーん」

いかないと連呼されそうな気分に襲われて真琴は階下へ降りた。

「美希。馬鹿でかい声でなにしにきたの?」

「んー。ダブルデートしようかなぁと思って」

はぁと真琴は口をあけてしまった。いつの間にか横にいる冬樹が口を閉じてやる。

「面白そうですね。どうです? まこ。行ってみませんか?」

キラキラした目で冬樹に頼まれては断れない。どういうわけか真琴はこれといって好きでもない冬樹に弱かった。一応婚約者でもと恋人だし片思いの相手でもあるが。

「ちょっとまって。用意してくから」

ぱたぱたとスリッパの音を立てて真琴がとんでゆく。世が世なら迦楼羅王の娘として生きていただろうに。冬樹はなんとんなく複雑な思いで後ろを見送った。

「冬樹さんはよういしないの?」

美希が訪ねる。

「遠見でわかってましたから用意しておきました。まこには内緒ですよ。すぐすねますから」

愛しさのにじんだ声に美希がうなずく。

「まこっちゃん早く〜」

念願のデートということでばか諒ははしゃいでる。

いくらかして真琴が玄関に現れる。

「じゃママ行ってきます」

にこっと笑うと真琴たちは外へ繰り出した。

露天商やいろいろおいしそうなものがならんでる。歩行者天国なのだ。

美希は飛んでいきそうな諒の手綱をとるので必死だ。

「あ」

不意に真琴が足を止めた。

「きれい」

そこにはパワーストーンといわれるものが売られえていた。ストラップや腕輪が整然と並ぶ。

「諒。買ってよ〜。ぼんぼんなんだから」

「って今はお小遣制度だ」

美希と諒がこそこそいう。

「私が買いましょうか。いくらかもってるので」

「冬樹さん〜。いう相手が違うでしょ」

そういって諒はくるりと真琴のほうへつきだす。

「真琴? 何かほしいものがありますか?」

空気を読むすべのない冬樹は何気に声をかける。

「いらない!!!!」

真琴はそういうと通りを駆け抜けた。

走って走って冬樹のいないところを目指して進む。

路地裏にきてようやく息をする。

ところが冬樹の足跡が聞こえる。壁から見えたのは冬樹の顔だった。

「お忘れですか? 私が遠見のスペシャリストであることを」

そうだった。冬樹は霊魂の色を見分けることから居場所まで特定できる。簡単な理だ。馬鹿だと真琴は思った。不意にハンカチに光るものを差し出された。

アメジストのブレスレットだ。真琴の一族の魂の色だ。

「何しろ幸運になれるブレスレットだそうですよ」アメジストにそんな意味合いがないことぐらいはしっていた。だが真琴は最初に見たときにひかれたものだった。

「負けた」

「なんですが?」

「もう冬樹から逃げるのやめた」

そういって真琴は最初のけんかの時のように冬樹の胸の中に飛び込んだ。

「ちゃんと美希ちゃんみたいに大事にしてよ?」

「当たり前です。私の唯一の姫様ですから」

「またそれ。けんかしてまだこりない?」

「いえ。つい口癖が。まこを一生お守りします。このブレスレットに誓って」

「ふふ。なんだか結婚式みたいね。ブレスレットをはめてもらうだなんて」

「まこは高校生ですからね。不純異性交遊はだめです」

「どこで覚えてきたのその言葉」

くすくす笑いながら真琴は問いかける。

「翼学園の学生手帳に書いてあります」

「あれ? 翼学園って女子高じゃなかった?」

「拾ったんです。手帳を・・・」

しどろもどろになっている冬樹に諒の声がかかった。

「探したぞ。鳥族め」

「はぐれたらあぶないよ」

二人きりの時間はこれでおしまい。家へ帰ったらいくらでもできる時間だ。かというとここまであけっぴろげな冬樹は初めてだ。

「内緒なことしてたらあとで必殺技おみまいするからね」

すれ違いさま真琴は物騒なことを冬樹に伝えると冬樹は顔を真っ青にしていた。

脈あり。

どんだけ悪さしていたのやら。

真琴は諒たちにまじりながら妄想を膨らませていた。冬樹に春が来るのはいつだろうか。美希と諒がうらやましい冬樹であった。

| 星降る国物語 | 12:37 | comments(0) | - |

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